レザークリーニングクラフトジャンティ

コロンブスブートブラックアーティストパレット

アーティストパレット

アーティストパレットとは

天然ワックスを中心に保革効果の高いアルガンオイルが配合されいます。 アルガンオイルは、「高濃度のオレイン酸とビタミンEを含有する天然オイル」です。 常温で液体のため、オイルが浸透しやすいという特徴があります。
アルガンオイルが革に浸透して保湿し、天然ワックスがアルガンオイルで保湿された革に蓋をして閉じ込め、 かつ透明性の高い仕上がりと防水効果が得られます。 色数が豊富な水を含まないソフトな油性靴クリームです。

ろう、油脂、有機溶剤
(天然ワックス、アルガンオイル、その他)

アーティストパレットカラー一覧 アーティストパレットの使い方

アーティストパレットの使い方

いらないTシャツなどを使っても良いですし、気にならなければ指を使って塗ってもOK。 アーティストパレットを革靴全体に塗り終わったら、少量の水をつけた柔らかい布で磨き上げます。

1.布に取り、靴全体に薄く伸ばす
2.少量の水を含ませた布で拭く
3.乾いたら柔らかい布で磨き上げる
と書いてありますが、 靴全体に薄く塗りこんだ後、ブラッシングしても全く問題ありません。 むしろ顔料が靴全体に均一に広がりますので、のちのツヤ出しがしやすくなります。

アーティストパレットで磨いた靴の仕上がりについて

アーティストパレットを塗ったあとはサラッとした感じはなく、ちょっともちもちした感じになると思います。 ブラッシング後、布に水1~2滴をとり、指を革に置く程度の感覚で、円を描くようにマッサージしていきます。 この水は無いとツヤがでないし、多くてもツヤが出ません。ほんの少量です。 もし水が多くついてしまった場合は、乾いたタオルに押し当てて水を抜くか、時間をおいてやるといいです。 仕上げに乾拭して余分な油分や顔料を取り除きて完了です

乾燥した靴をお手入れする場合

乾燥した靴をお手入れする場合

液体クリーナーを使用した際、革への吸い込みが早い状態の場合、革がかなり乾燥していると思われます。 その際にアーティストパレットを塗りこむとシミになりやすいので、さきにデリケートクリームで保革した方が良いです。 その後アーティストパレットを塗りこんで磨きます。

アーティストパレットで磨いたコードバンの靴

コードバンとアーティストパレットの相性

コードバンの繊維は革表面にむかって垂直です。(普通の牛革などは平行に絡み合っています。) それを油分を使って寝かせて異次元の光沢を出します。 その為、水に濡れると寝かせていた毛が、すぐ毛羽立ってしまうという弱点があります。 また繊維が水分を含み革表面がデコボコしている感じになります。 油性クリームのアーティストパレットは、特に浸透性が高いので革内部までしっかりと油分が行き届き、繊維をうまく寝かせることができます。

また、表面に油膜を形成するため撥水性も高く、発色性が高いためとてもキレイに仕上がります。 クリーナーで汚れ落としをした後、アーティストパレットを塗りこみます。 ブラッシングしてから少量の水を含ませた布で磨きます。 よりツヤが欲しいときは、さらに布に米粒くらいとり塗りこみ油膜を形成し、繰り返し水を含ませた布で磨きます。 これを繰り返すことで鏡面のようなツヤが出てきます。

アーティストパレットで磨いたクロムエクセルの靴

クロムエクセルやオイルドレザーとの相性

オイルを多く含むオイルドレザーやクロムエクセルにもアーティストパレットは有効です。 いつもはマット仕上げにしていたオイルドレザーやクロムエクセルも、アーティストパレットを使えばツヤが出せます。 もちろんオイル含んだ油性クリームですので、保革もできツヤも出せます。 磨く際も、よほどオイルが抜けた状態は別として、もともとオイルを多く含んだ革なのでシミも気にせず使えます。 ここでもポイントは、塗りこんだ後の水拭きです。少量の水滴程度で十分で磨くのポイントになります。

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